「長期優良住宅」の一戸建てを建てる特典・注意点

長期優良住宅は”長期優良住宅の普及の促進に関する法律”に基づく制度により建てられます。国が長期にわたって使用できる高品質の住宅の提供に関与しようとする試みです。国の制度ですから税制等の特典があり、住宅ローン減税や登録免許税・固定資産税において一般の住宅よりも高条件が設定されています。長期固定金利の住宅ローンであるフラット35の中でも金利が安いフラット35Sを利用することができます。

これらの優遇措置により国がこの制度を積極的に推進していることが伺えます。長期優良住宅は耐震性、省エネルギー性、バリアフリー性、耐久性、維持管理性、可変性等の項目において基準が設けられ、それらに適合した場合にのみ認定が受けられます。

長期優良住宅を考える場合の注意点は、この制度は義務ではなく任意の制度なので、かならずしも全ての業者が対応してくれるわけではないことを認識することです。長期優良住宅のデメリットは、仕様が良くなることで建築費用が上昇し、認定を受けるために時間と手間がかかり、10年ごとに点検を行わなければならないことです。これらは建築費用の上昇と設計や建設期間の長期化をもたらし、10年ごとの点検にかかる費用も未知数です。

したがって、長期優良住宅の制度を使う場合には、この制度の扱いに慣れている住宅メーカーに依頼するのが得策といえます。建築主にとっては始めて依頼する住宅メーカーである場合が多く、保障の観点からもこの制度を利用するメリットはあり、将来の点検も依頼できます。一方地元の工務店は一般的に信用でき、独自の工事のやり方をとっているので長期優良住宅の仕様は嫌がられることがあります。

設計事務所にとっても必ずしも優良な住宅であることを保障しないこの制度はかえって邪魔になります。フラット35の住宅ローンは必ずしも長期優良住宅が条件ではないので、地元の業者でも対応が可能です。しかし地元の業者は長期優良住宅の認定作業に慣れてなく、無理に依頼すると建築費用が高額となってしまう場合があります。長期優良住宅の制度を利用する場合は依頼する相手の見極めが大切です。

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